ウエットスーツとドライスーツの違いと選び方

ダイビングとは

ウエットスーツとドライスーツの違いは何ですか?

ウエットスーツとドライスーツの最大の違いは、水が入るか入らないかです。ウエットスーツは、水が入っても体温で温められるように、ネオプレンという発泡ゴムでできています。

ネオプレンは、空気を含んだ小さな気泡で構成されており、水中での断熱効果を高めます。しかし、水が入ると冷たく感じることがありますし、水圧によって気泡が潰れて断熱効果が低下することもあります。

ドライスーツは、水が入らないように密閉されたスーツで、首や手首にゴム製のシールが付いています。また、ジッパーやバルブなどの機構も備えています。ドライスーツの内側には、空気やインフレーターから送られたガスを充填することができます。これにより、水中での浮力調整や断熱効果をコントロールすることができます。

ドライスーツは、水が入らない分暖かく快適ですが、操作やメンテナンスが難しいこともあります。

どちらのスーツを選ぶべきですか?

ウエットスーツとドライスーツの選択は、主に水温やダイビング時間によって決まります。一般的には、水温が15度以下の場合はドライスーツを、15度以上の場合はウエットスーツを選ぶと良いでしょう。また、長時間ダイビングする場合や反復潜水する場合も、ドライスーツの方が体温低下を防げます。

ただし、ドライスーツを着るには特別な訓練や技術が必要です。ドライスーツは浮力調整や耳抜きに影響するため、慣れないうちはパニックに陥る可能性があります。

また、ドライスーツはかなり高価で重くてかさばるため、持ち運びや保管にも注意が必要です。そのため、初心者や気軽にダイビングしたい人は、ウエットスーツの方がかなりおすすめです。

どうやって着るのですか?

ウエットスーツとドライスーツの着方は異なります。ウエットスーツは伸縮性があるため、手足から順番に引っ張って着ることができます。

また、ウエットスーツは水に濡らすと着やすくなります。水に濡らすときは、海水や淡水のどちらでも構いませんが、シャンプーや石鹸などは使用しないでください。これらの物質はネオプレンにダメージを与える可能性があります。

ドライスーツは硬くて重いため、着るのに時間と助けが必要です。まず、ドライスーツの内側に着るアンダーウェアを着ます。アンダーウェアは、水温や体質に合わせて選びます。

次に、ドライスーツの足から入り、腕を通します。首や手首のシールは、皮膚に密着させる必要があります。シールが緩いと水が入ってしまいますし、シールがきつすぎると血流が妨げられます。

最後に、ジッパーを閉めて、インフレーターと排気バルブを確認します。ジッパーは自分で閉めることができませんので、必ずパートナーに手伝ってもらってください。

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