初めての体験ダイビング!持ち物や楽しむコツ、知っておくとよいことを紹介!

初めての体験ダイビング!持ち物や楽しむコツ、知っておくとよいことを紹介! ダイビングとは

ダイビングはダイビングライセンスがないとすることができない、と思っている方も多いと思いますが、実はライセンスを持っていなくても「体験ダイビング」という形で楽しむことができます。

今回は、そんな体験ダイビングについて知っておくとよいことなどをご紹介します。

体験ダイビングとは

スキューバダイビングは通常、プール(もしくは足のつく海)と海洋での講習を経て、海に潜るための必要な知識とスキルを身につけてダイビングライセンス(Cカード)を取得して楽しめるレジャーです。

しかし、ライセンスを持たなくても「体験ダイビング」という形で楽しむことが可能です。

体験ダイビングの具体的な条件は、インストラクターの引率のもと、日中の頭上が開けた穏やかな海で、水深12mまでの海域で潜ることが可能です。

水深12mとご紹介しましたが、実際に潜るのは水深5mほどが多く、タンクの中の空気の残量の関係で30分前後の潜水時間の場合が多いです。

体験ダイビングで必要な持ち物

体験ダイビングで必要な持ち物

初めてダイビングに行く場合、必要な持ち物を事前に知っておくと安心ですよね。

体験ダイビングで必要な持ち物は以下のものを参考にしてみてください。

水着

女性の場合はビキニのような上下がわかれるセパレートタイプのもののほうが、トイレに行きやすくベターです。

タオル

セームタオルのような薄くて吸水力の高いものは荷物も増えないのでおすすめです。

サンダル

濡れている船の上や岩場は滑りやすいので、なるべく滑りにくいサンダルにしましょう。

着替え・下着

下着の代わりに水着を身につけていき、ダイビング終わりに「忘れた!」とならないように注意です。

コンタクトレンズ

度のついたマスク(水中ゴーグル)を貸し出しているショップもありますが、用意のないショップもあるので、コンタクトがあると安心です。

水中で流されてしまう場合もあるので、1dayタイプのコンタクトだと被害も少なくすみます。

予備のコンタクトレンズがあるとさらに安心です。

日焼け対策

日焼け止めはもちろん、沖縄などでの体験ダイビングは強い陽射しに注意。

帽子やサングラスなどもあると安心です。

酔い止め

「車に酔わないしな…」と思っていても、なれない船の上や波に酔ってしまう人もいますので、念の為あると安心です。

シャンプー、トリートメント

船での体験ダイビングの場合、シャンプーNGの場合もありますので、使用可能かどうかはインストラクターさんに確認しましょう。

ウォータープルーフバック

お財布や携帯など、濡れてしまっては困るものを入れたり、ダイビング後は濡れている水着を入れるのにも役立ちます。

参考記事:ダイビングで必要な持ち物は?初心者必見の持ち物リスト!

体験ダイビングを楽しむために知っておくとよいこと

体験ダイビングを楽しむために知っておくとよいこと

体験ダイビングは、基本的にインストラクターが引率して、浮力の調整や残圧(タンクに残っている空気の量)の管理などを行ってくれます。

しかし、自身で必ず行わなければならない動作もあります。

体験ダイビングを楽しむために、以下のコツを知っておくことをオススメします。

体験ダイビングを楽しむために知っておくとよいこと①口で呼吸する

ダイビングはマスク(水中ゴーグル)で鼻まで覆い、レギュレータという器材で口から呼吸をします。

呼吸が水中でもできることで「息継ぎができなくて泳げない」という人でも、水中散策が可能になります。

そのため「口で呼吸する」ということがとても重要です。

「そんなの簡単だよ!」と思われるかもしれませんが、普段は鼻で呼吸する人が多いため、意識しないと鼻から息を吐き続けてしまう人や、うまく空気を吸えないという人も意外と多いです。

口で呼吸することがわからなくなってしまった場合は口から細く長く「うーーー」と声を出すようにすると自然と口から呼吸することができます。

4秒かけて息を吐き、4秒かけて空気を吸うと自然な呼吸になりゼーハーと苦しくなることもなくなりますので、体験ダイビングの前日などに練習してみてくださいね。

体験ダイビングを楽しむために知っておくとよいこと②耳抜き

高層階のエレベーターや飛行機に乗ったり、新幹線でトンネルに入ったときなどに耳に違和感を感じたことがある人も多いと思います。

これは、耳の中にある空洞と外の圧力の差が引き起こすもので、水は空気より密度が高いため、少し潜っただけでもこの耳の違和感が起こり、激痛が走ったり、鼓膜が破れてしまうおそれがあります。

そのため、圧平衡を自身でおこなう必要があり、それをダイビングでは「耳抜き」といいます。

耳抜きの方法はいくつかあり

  • 顎を動かす
  • つばを飲む
  • 鼻をつまんで息を呑む
  • 鼻をつまんで鼻に優しく息を送り込む

などです。

鼻が詰まっていると耳抜きがしにくいので、風邪や花粉症の人は体験ダイビングは避けましょう。

また、水中で鼻をかんで鼻水を外に出してしまうのも有効です。

片方の耳だけ抜けない人は、抜けない耳を上(水面)に向けて耳抜きをするのもいいでしょう。

耳が痛くなる前に耳抜きをすることがコツになりますので、痛くなってしまった場合は、インストラクターに耳を指さしながらその旨を訴え、痛くない水深まで上がってから、再度耳抜きを行いましょう。

また、寝不足は確実に耳抜きがしにくくなりますので、体験ダイビングを控えた前日は、睡眠時間を長くとるようにしましょう。

体験ダイビングを楽しむために知っておくとよいこと③マスクに水が入ったら

体験ダイビングをしていて笑ったり、びっくりしたりして顔にシワができたりすると、マスクと呼ばれる水中ゴーグルの中に水が入ってきてしまいます。

また、鼻から息を吐き続けていてもマスクの中に水が入ってきます。

(そのため、前述した口での呼吸が大切になってきます)

少量の水なら問題ありませんが、視界を奪ってしまうほどマスクの中に水が入ってしまうと、自身でマスクから水を抜かなければいけません。

これをダイビングでは「マスククリア」と呼びます。

マスククリアの方法ですが、マスクの固くなっているフレームの上部の左右両方に指を当て、額に押し込むぐらいの力で抑えたら、鼻から息を吐きながら上を向きます。

そうすることで、マスクの中から水が排出されます。

今まで口呼吸を意識していたことで、今度は鼻からの呼吸がわからなくなってしまう方も多いです。

その場合は、口を閉じてハミングをするようにしましょう。

ハミングをすることで自然と鼻から息を吐くことになりますので、マスククリアの際は意識してみてください。

体験ダイビングを楽しむために知っておくとよいこと④姿勢と泳ぎ方

体験ダイビングの場合、インストラクターが引率してくれるので、自分で頑張ってバタ足をしなくてもある程度は移動し楽しむことができます。

しかし、自身もフィンキックをすることでさらに広範囲を楽しむことも可能です。

姿勢は立ち姿勢になってしまうと水の抵抗を多く受けて進まなくなってしまいますので、おへそを水底に向け、おしりや背中は水面に向けたうつ伏せ状態をキープするようにしましょう。

また、視線は10m先を見ることで姿勢も安定し、さらに広範囲を見て楽しむことができます。

脚は膝を軽く曲げて力を抜き、足首にだけ力を入れて足首を伸ばす(足の甲が水底に向く)ようにしましょう。

可能なら、大きくゆっくりバタ足をおこなうとさらにグッドです。

水泳のように細かく早くキックしてしまうと呼吸が荒れてしまいますので、大きくゆっくりキックすることがポイントです。

体験ダイビングで物足りなかったらライセンス取得がおすすめ

ここまで、体験ダイビングを楽しむためのコツをご紹介してきました。

体験ダイビングを通じて海の中を楽しむと、ハマった人は「体験ダイビングだけでは物足りない!」と思うこともあるでしょう。

そんな方には、ダイビングライセンスの取得がおすすめです。

ダイビングライセンス(Cカード)は、海に潜るために必要なスキルや、緊急時の対処法、知識を得るための座学などを平均3日間かけて学び、実際に講習や海での実習を行います。

そのため、入門レベルのオープンウォーターダイバーで、インストラクターの引率無しで、バディとともに、日中の頭上になにもない穏やかな海を水深18mまで潜ることが可能です。

自分で泳いで移動することができるようになるので、体験ダイビングよりも自由度が増し、さらに海の中を楽しむことができます。

参考記事:ダイビングのライセンスの種類や取り方を徹底解説!

体験ダイビングでしっておくとよいことまとめ

今回は体験ダイビングを楽しむために事前に知っておくといいことをご紹介してきました。

体験ダイビングはライセンスを持たなくても気軽に楽しむことが可能なレジャーです。

一年中体験ダイビングは可能なので、海がきれいなリゾート地などに旅行する際は、ぜひ楽しんでみてくださいね。

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